ライティングの勉強をするなら、効率的に上達する方法を選びたいと思いませんか?
この記事では、これまでに200人近くのライターの記事、合計1,500記事以上を添削してきた中で発見した「ライティングの上達が早い人、遅い人のたった一つの違い」をご紹介します。
同じ勉強をしても、ライティングスキルが早く上達する人もいれば、なかなか上達しない人もいます。その差はいったいどこにあるのでしょうか?
この記事を読めば、早くライティングが上手くなる方法や、上達速度の早い人が意識している3つのポイントが分かるので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
ライティングが上達する一番効率的な方法

ライティングスキルの上達を考えている人は、自分が書いた記事を第三者に見てもらうのが一番です。
その人が、プロのライターや編集者の方であればなおさら良いです。
文章は人それぞれに癖があります。
言葉が足りずに論理が飛躍しがちな人もいれば、余計な文章が多く、内容の割に文字数が多くなってしまう人がいます。
問題なのは、自分の文章の癖を自分で見つけるのは難しいということ。
そのため、本気でライティングを上達させたいのであれば、自分だけではなく、他人の力を借りるのが最も効率的です。
世の中には、自分が書いた記事を添削してくれるサービスなども存在するので、そういったサービスを利用するのも良いです。
ライティングの上達が早い人、遅い人の違いは?

実は僕も、ライティングスクールで参加者が書いた記事の添削、フィードバックを行ってきました。
これまでに添削してきたライターの数は200人近く、記事数でいえば1,500を超えます。
その中で同じ添削を受けていても、ライティングの上達が早い人、遅い人がいることに気づきました。
結論、上達が早い人は添削内容を「自分のレベルを上げるため」に活かしています。
逆に上達が遅い人は添削内容を「記事のレベルを上げるためだけ」に活かしています。
上達が遅い人は添削で「修正しましょう」と言われた内容をただ修正するだけで、自分のスキルとしては身に付いていないのです。
そういう人は「〇〇を直しましょう。」という添削をした場合、該当箇所こそ修正するものの、次の記事でまた同じミスをする傾向があります。
つまり、ライティングの上達速度は、添削で指摘された内容を一度でしっかり自分のものにできるかどうかにかかっているわけです。
ライティングの上達が早い人だけがやっている3つのこと

ここからは、ライティングの上達が早い人、記事の添削を「記事」ではなく「自分のレベルアップ」に活かせる人だけに見られる3つの特徴をご紹介します。
②添削者の期待を超えるレベルで修正をする
③教える側に回っている
あなたも上記の内容を意識してライティングの勉強をすれば、他人と比べて早く上達することでしょう。
①自分から厳しい添削を求めていく

ライティングの上達が早い人は、積極的に厳しい添削を求めています。
例えば以前、僕が添削を担当したライターからこのような要望をもらったことがあります。
そのため、このライターの記事には普段以上に時間をかけて記事をチェックしたのですが、そこで初めて「ライターの直した方がいい悪い文章の癖」を発見することができました。
ここで発見した内容は「厳しく添削してください」と言われなければ、フィードバックすることはなかったでしょう。
その結果、それ以降の記事ではこのライターの悪い文章の癖はなくなり、非常に読みやすい記事が上がってくるようになりました。
厳しめの添削をお願いすると、普段以上に修正内容が返ってきて正直嫌な気持ちになることもあるでしょう。
それでも積極的に自分を追い込み、貪欲にライティングスキルの上達を目指す姿勢はぜひ見習いたいものです!
②添削者の期待を超えるレベルで修正をする
ライティングの上達が早い人は、添削者の期待を超えるレベルで文章の修正をしてくるという特徴もあります。
僕は普段の添削で、修正の方向性を示すために、文章の修正例を書いておくことがあります。
【例】
原文:輸入インフレは、大幅な円安になることで輸入品の価格が上昇することで起こります。
→「ことで〜」が連続すると、文章のリズムが悪くなってしまいます。
修正例)
輸入インフレは、大幅な円安により輸入品の価格が上昇することで起こります。
その際、大抵の人は、その文章をそのまま採用して、記事を再提出してくるのです。
これでは、その記事の質は上がっても、ライター自身のスキルが上達するかどうかは怪しいところでしょう。
一方で、中には修正例の文章をもとに自分の頭で考えて「修正文以上にわかりやすい文章」に仕上げてから、記事を再提出してくる人もいます。
こういう人は、より良い文章を自分の頭で考えるという経験を通して「自分自身がレベルアップ」していくことでしょう。
ただ、ライティングに慣れていない人が修正例文の丸パクリを避けようとして自分で文章を作った結果、余計に日本語が不自然になるという例もよく見かけます。
なので、ある程度ライティングスキルが身につくまでは、素直に修正例文をそのまま使うのも悪くはありません。
ただその場合でも、ただ丸写しするのと「なぜこの修正文にすると、文章が読みやすくなるのか」を考えながら写すのでは、上達速度が劇的に変わりますよ!
③添削をする側に回っている

ライティングが爆速で上達する人は、自分が記事を書くだけでなく、添削をする側に回っています。
たとえば、自分のブログの記事を外注化して、ライターに書いてもらった記事の添削を行うといった具合ですね。
人の文章を添削することで、文章を客観的にみようとする癖がつきます。
その癖が、自分で記事を書く際にも活かされるので「この文章はこうした方がいいな」というように、自分で自分の文章を添削することができるようになるのです。
記事を書く際はどうしても「書き手目線」になりますが、添削する際は「読み手目線」になります。添削をするようになると、この2つの視点を持てるようになるので、ライティングが上達するのです。
ライティングの上達が早い人のまとめ

今回は、これまでに200人以上、合計1,500記事以上の添削をしてきた立場から、ライティングの上達が早い人と遅い人の違いについてご紹介しました。
結論を言うと、上達が早い人は「自分自身のレベルアップ」に焦点を当てているのに対して、上達が遅い人は「記事の質のレベルアップ」にしかなっていないというのが、大きな違いです。
また、自分自身のレベルアップを意識してる人は、3つの特徴があることについても述べました。
①自分から厳しい添削を求める
②添削者の期待以上の修正をする
③添削をする側に回る
今回の記事を読んで、同じ添削内容でも取り組み方によって、成長スピードが大きく変わってくることが分かったかと思います。
最初は難しいですが、「自分自身のレベルアップ」に焦点を当てるという意識をもつことで、ライティングが早く上達します。
ぜひ、自分のできる範囲からで良いので、効率的にライティングスキルを上達させていきましょう!
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