ブログ記事のリライトは、検索順位や記事を最後まで読んでもらうための有効な手段です。
ただ、必ず数値が改善されるとは限りませんから、より確実にリライトをしていきたいところだと思います。
そのためにも、リライトのやり方を知る前に「注意事項」や「やらないほうがいいこと」を知っておく必要があります。
この記事では、ブログ記事のリライト時の注意点について紹介していきます。
✔︎ リライトのコツやタイミングを知りたい
✔︎ リライトで失敗したくない
✔︎リライトで気をつけることを知りたい
「やらないほうがいいこと」を知っておくと精神的な余裕にも繋がりますから、この記事でしっかりと学んでいきましょう!
リライト時の注意①
目的を持ってリライトをする

最初に紹介するリライト時の注意点は、「目的を持ってリライトをする」です。
リライトは、ただやればいいというものではありません。
例えば、
「記事のクリック率を上げたい」
「記事の完読率を上げたい」
といったように、目的を持って行いましょう。
リライトと言っても1記事全てを書き直すわけではなく、一部を書き直したり新たに情報を追記したりするのが基本です。
その際、目的がはっきりしていないとリライトをやろうと思っても何をすればいいかわからない状態に陥ります。
目的を持っておかないと、リライトをした際に「どの数値を追えばいいのか」がわからなくなってしまい、そもそもリライトの有効性を判断することができなくなります。
例えば、記事をクリックしてもらいたいのであれば、リライト前とリライト後の「記事のクリック率」を追えばリライトの有効性を確かめることができますよね!
ちなみに主なリライトの目的は以下の3点にあります。
②誘導したいページへの遷移率を上げる
③古くなった情報を必要に応じて更新する
ただ書きたいことを書いているだけでは、ブログ運営に効果的ではありませんし、何をやったらいいのか決められません。
これから1つずつ解説していきますので、必ず目的をもって取り組みましょう!
①検索順位を上げる
まず1つ目は、狙ったキーワードでの自分のブログの検索順位を上げることです。
上位表示されればユーザーの目に留まりやすくなり、アクセス数が上がります。アフィリエイトをしていたり、自分のサービスを告知している人は、収益UPが見込めます!
検索順位を上げるための対策はSEO(検索エンジン最適化)と呼ばれており、リライトではSEOを意識した取り組みができるかどうかが重要なポイントになってきます。
②誘導したいページへの遷移率を上げる
2つ目は、サイト運営で一番目的としているCV率(広告のクリック数やサービスへの申込みなど)を上げる場合です。
CV率をあげるには、遷移率と呼ばれる「ユーザーが1つのページから別のページに移動した割合」の改善が必要になります。
ユーザーが1記事だけ読んで離脱してしまうのは非常にもったいないので、リライトして関連する記事を紹介してブログに長く滞在してもらい、サイト内を移動しやすくします。
そして最終的には一番行ってほしいページ(商品のお申し込みページなど)に誘導できるような対策を行います。
③古くなった情報を必要に応じて更新する
3つ目は、古い情報を新しい情報に書き換えることです。
古い情報がユーザーに「混乱」や「間違った知識を与えてしまう」可能性があるため、定期的に見直しが必要になります。
例えば、紹介していたある商品が廃盤になった場合、代替品(新製品)の紹介をしたり、まだ販売されているページがあればそちらのページを紹介するなどして、その商品をを購入したいユーザーに最新の情報を提供できるようにします。
リライトにも目的が必要ですが、そもそもブログ運営は何を目的にしているかも非常に重要なポイントです。目的が明確かどうかで成功が決まると言っても過言ではありません。
ブログ運営の目的については次の記事で紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
【関連記事】
【ここで差がつく】ブログの成功は『目的が明確かどうか』で決まる!
リライト時の注意②
目的に対して不適切なリライトはしない

2つ目の注意点は「目的に対して不適切なリライトはしない」です。
例えば「記事のクリック率を上げたい」のであれば、まず手をかけるべきは「記事タイトル」です。
その理由はもちろん、読者がその記事をクリックするかどうかを選択するのは記事タイトルだから、ですよね。
それなのに、記事の中に情報を追記したりいらない情報を削除したりするのは意味がないでしょう。
目的に対してベストなリライトをすることが、リライトの効果を最大化させることに繋がります。
「記事のクリック率を上げたい」という目的に対して、記事に情報を追記することで順位が上がり、結果的にクリック率が上がることはありますが、目的に対しての最も有効な手段とは言えないでしょう。
リライト時の注意③
順位が極端に低いブログ記事はリライトしない

3つ目の注意点は「順位が極端に低いブログ記事はリライトしない」です。
多くの場合、順位の低い記事をリライトして順位を上げることで、ブログ全体のPV数を伸ばしたり流入数を増やしたりしますが、極端に順位が低い記事のリライトは意味がありません。
そもそも30位や50位の記事は、読者の検索意図を満たしていない可能性が高く、多少のリライトでは大きな順位変動は見込めないでしょう。
リライトをする前の時点で順位が低いということは、検索エンジン側に「読者にとって最良の記事ではない」と判断されているということになります。
なので、順位がある程度高い20位以上の記事をリライトするようにしましょう!
ちなみに、リライトの方法は記事の順位に応じてかわってきますので、順位別のリライト方法を簡単に紹介します。
→リライトの必要はないが、
古い情報があれば率先してリライト
【2位〜3位】
→記事内容は基本据え置きで、
古い情報は積極的に更新する
【4位〜20位】
→検索意図に合うように
コンテンツを充実させていく
1位の記事
自分の書いた記事が検索順位で1位をとった場合、記事の内容がGoogleに一番評価されていますので、リライトする必要はありません。
もちろん古い情報があれば、他の記事よりも優先して新しい情報にリライトしましょう。
古い情報は検索順位を下げる可能性があるからです。
情報の更新が必要な場合は、定期的に記事を確認していきましょう。
2位〜3位の記事
記事が2位や3位にある場合は、検索順位をあげてどうしても1位を取りたいページ以外は、他のページのリライトを優先しましょう。
上位表示されている記事はGoogleが十分に検索結果にマッチしている記事だと評価しているので、記事の内容はそのまま据え置きにして大丈夫です。
記事のリライトをするだけの余裕がない場合は、他の下位の記事をリライトしたほうが効果がでやすいため、ブログ運営する上での費用対効果は高くなります。
アクセスがたくさん集まっていますので、古い情報は積極的に更新しましょう。
4位〜20位の記事
4位から50位くらいまでの記事は、Googleから検索キーワードの検索意図にマッチした内容だと認められて、検索結果に表示されている記事です。
「より検索意図に合うようにコンテンツを充実させていく」ことを主としたリライトをしていきましょう。
検索順位が低いのは、記事のコンテンツ量が少なかったり、検索意図に応えられていないことが原因と考えられるため、しっかりとリライトすれば上位表示が見込めます!
具体的には、以下のようなコンテンツを充実させる対策をしてみてください。
✔︎ オリジナリティ(体験ベース)の内容にする
✔︎ 検索意図にマッチした内容にする
上位に行けば行くほど、リライトしても記事の順位が変動しにくくなってきますが、よりユーザーにとって価値のある記事になっていけば自然と上位表示されます。
また4位から10位までの記事は、積極的に古い情報を更新していきましょう。他の記事は余裕があれば更新しましょう。
リライト時の注意④
ブログ記事丸々を書き直さない

4つ目は「ブログ記事丸々を書き直さない」です。
大前提として、リライトは
✔︎ 20位以上を獲得している
✔︎ ある程度評価を獲得した記事
を選ぶべきなのですが、その記事を丸々書き換えてしまうと今まで獲得していた評価を失う可能性があります。
そもそも、丸々書き直す必要があるなと感じた記事であれば、新規で記事を書いたほうが賢明です。
基本的には、今の順位や今の記事クリック率を高くするためにリライトを行います。
リライトの方法については、主に以下の6つになります。
- 最新の情報に更新する
- 文章のテンポを意識する
- ターゲットに合わせた言葉を使う
- 記事内に画像を入れる
- 関連記事のリンクを張る
- クリックされやすいタイトルにする

リライト時の注意⑤
検索意図から外れた内容を追記しない

5つ目は「検索意図から外れた内容を追記しない」です。
情報を追記するとはいえ、その情報は読者の検索意図に沿っていなければなりません。
読者が求めていない情報を追記したところで、それは自己満足の世界になってしまい、検索エンジンからの評価を獲得できないでしょう。
記事タイトルを書き換えるにしても、記事本文中に情報を追記するにしても、読者の検索意図に沿った内容を書くということを大前提として覚えておいてください!
リライト時の注意⑥
URLを変更しない

最後6つ目は「URLを変更しない」です。
記事のURLは、WordPressの設定を変更することで、自由な文字列にできてしまいます。
しかしながら、基本的に公開した記事のURLは変更しないようにしましょう。
元々の記事が同じであったとしても、リライト後にURLを変更してしまうと今までのURLで獲得していた評価を失います。
まっさらな状態からのスタートということになるので、いわば新規記事を公開したのと同じになるのです。
少し難しい話にはなりますが、公開後の記事を管理上の都合でURLを変更する場合には、「リダイレクト設定」をしておくと良いですね。
技術的な話にはなるので、基本的には「公開してからURLは変更しない」と心得ておいてください。
リライト6つの注意点のまとめ

記事のリライトは、元々の検索順位を上げたりクリック率を上げたりする際の、有効な手段です。
とはいえ、リライトをすれば必ず数値が改善するとは限りません。
場合によっては順位やクリック率が下がることもあるのです。
その被害を最小限に抑えるためには、適切な記事に対して適切なタイミングで、適切なリライトをする必要があります。
この記事では具体的なリライトのやり方は紹介していませんが、注意点として紹介した6つの内容を押さえておくかどうかで、今後のブログの伸び方は変わってくるでしょう。
ちなみに、リライトする余裕があまりない場合、時間や労力を割くことができない場合は、検索順位11位から20位にある記事は、「CV率」よりも「検索順位」の改善を優先して行いましょう。
検索順位を改善する方が、CV率は上がりやすいからです。
今回の内容を参考にして、今後のブログ運営に役立てていただければと思います!
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